『銀河鉄道ノ夜、超えて僕らの夜明け』振り返り

今年も本当にお世話になりました。
雲南シティの皆さま✨
 
今回の公演は「読んで創って楽しもう委員会」の皆さまと共に創作いたしました。 
お芝居のお稽古よりも先に、子どもたちと一緒に模型を作るわくわく教室から始まって、
お稽古が始まるまで模型の展示もあって、実行員会の皆さん、本当にてんやわんやだったと思います。さらに朗読もあったり、出演もあったり、さらにさらに小道具のお手伝いもあったり……
 
でもやっちゃう。
すごいなぁ。
雲南市民の皆さんは市民劇で鍛えられているからできちゃえるのかしら。
本当にありがとう。
 
振り返りと反省会を兼ねての打ち上げがとても有意義でした。
こうもできたな。
ああもできたね。
これは良かった。
こんなこともできるかも。
可能性を皆さんがたくさん話して、たくさん考えて。公演のあり方から地元の人たちと考えるのはとてもとても面白いのです。

お芝居そのものは、いつものPlant Mとはちょっと違う。そんなに違うこともないのだけれど、根底はいつでも私なんだけれど、でもやっぱりちょっと違う感じでした。
お歌がありましたもの。そこが一番大きな違いでした。
作曲の大畑センセ、たくさん楽曲ありがとう✨
戯曲の世界から読み取って、音を使ってさらに世界を構築する。 
 
一生懸命歌ってくれた4人の役者、
大原さん、いたがきちゃん、まなかちゃん、次原くん、お疲れ様です。本当にありがとう。
歌わせられるで、おい! と驚いたはずです。
 
今回、とっても再確認したことがありました。
 
ゲネの日。
音響の機械のトラブルがあって、ラストの音源が出なかった。
本当にどうしようもないトラブルだった。
止めるかどうするかと一瞬迷ったけれど、 
ラストの歌の担当のいたがきちゃんは歌い出した。

ゲネを一緒に観ていた大畑センセが客席からスキャットを始めた。
 
音が出ないというトラブルのことよりも、私は、ああ、そうなんだなぁ、と。
いろんなことに納得していた。
 
ゲネが終わってスタッフが集まって。
出なかった場合の対処を決める。
これが出なかったら、次はこれ、これもダメなら最終的にはこれ。
安全策はとっても大事。
できる限りのことを試みて、万全の体制を考えてくれた。
本当にありがとう。

私が、ああ、そうなんだなぁと納得したことを次の日、役者さんたちにお伝えした。
 
音は絶対出る。
対策を考えてくれているから大丈夫。
それでも、機械だから、もしかしたら、もしかしたらがあるかもしれない。 
本番でどうしようもなく音が出なかったら。
その時は、俳優みんなの頭の中で音を流して。
 
ゲネの時に納得したこと。

劇場よりも、システムよりも、たったひとりの人間の方がはるかに大きい。
 
すごく当たり前のことを、再確認して納得した。
当たり前のことだからすぐに忘れる。
演劇をしていると、再確認できる瞬間がたくさんある。 

今年も雲南に、とってもとってもありがとう。
 



 

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