『ゆんたくしましょうね』沖縄公演が無事に終わって、そしてわたしは粛々とお芝居をするのだと思う

去年から始まった『ゆんたくしましょうね』プロジェクト(いま、勝手に名付けてみました)が、ひとまず沖縄那覇公演と、沖縄市公演を無事に終えました。

たくさんの、いろんなみなさん、お力を貸してくださってありがとうございます。
観に来てくださった沖縄の皆さま、県外から足を運んでくださった皆さま、感謝です。 
いっぱいありがとう言いたいです。
関わってくださった皆さまに、心からありがとうございます。
 
去年から何度も沖縄に行きまして、
いろんなことを聞いて、いろんなものを見て、
見事に絶望してうなだれて。
ガマの中で自分の内側を見て、いろんなことが腑に落ちて。
恐怖とは何だ、罪悪感とは何だと考え、
沖縄を考えることは、自分を見つめることでもありました。
自分を見つめることは、人間を見つめることなのだと思う。
人間を見つめることが、戦争を見つめることになるのだと思っている。
 
この土地の傷はとてもとても深い。
 
わたしは沖縄で、内地の人と呼ばれる。
この言葉がいつしかなくなる日が来るのだろうか。
それとももっと別の言葉に変化していくのだろうか。
わたしは生きているかぎりそれを見つめようと思う。
 
わたしはいつでも好きなとこに好きな場所を選んで移動するけれど、
わたしの視点、わたしの足場はいつも変わらない。
わたしはわたしがいる場所からいつも世界を見つめるのだ。
劇作という作業はそういうことだと思っている。

今回の座組は、とっても新鮮な座組みでした。
いつもの演劇の現場とは少し違って、それは主宰のともさんが小劇場ではなく行政関係の現場が多いからなのか、ともさんの人生経験の豊富さからなのかは分からないけれど、わたしがいつもなら出会わないような人々とたくさん出会いました。本当に様々な人々がいるんだぁとわたしは目をパチクリしておりました。演劇ばっかしているわたしの周りにはいない人々がたくさんで、驚きの連続でした。いや、演劇とくくってはいけないな。わたしがあまり演劇以外の人と関わることが少ないからだと思う。あんまりいろんな人と出会うので、そのうち、小劇場系とか、行政とか、なんか分けている自分が本当にどうでもいいなと思えてきましたよ。
 
人って面白い。
そしていろんな人を見て、会って、わかったことがある。
 
どこにいても、
誰と出会っても、
わたしはひたすら粛々と、お芝居を作るだけなのだ。
 
と、思った。
 
さらにこれを進化させたいと思う。

どこにでも行って、
いろんな誰かとたくさん出会ってそれを糧にして、
わたしはひたすら粛々と、お芝居を作るだけなのだ。
 
に、していけると思った。

今年中に再演が沖縄であるそうだ……と小耳に挟みました。
繰り返し繰り返し上演するたびに変化していければと思う。
再演が決まるといいな✨

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