命が軽いから戦争を選ぶのではない。

ぐるぐると考えて。
 
思うことはただひとつなのに、ぐるぐると考えてしまう。
ほんとのほんとのことろは、誰も戦争などしたくはない。
戦争をする人たちでさえも、平和のためにと言うだろう。
どうやって。
どうやって平和を成せばいいんだろう。
どうやってこれを止めればいいんだろう。
どうやって起こらないようにできるんだろう。

どうやって。

どうやって、を考え出すと頭を抱えるしかなくなっていく。
戦争が始まる状況は、資源と経済と情報、土地、未来の確保、
それに連なって恐怖不安からの防御、上げればキリがなく、
なにもかもあまりにも複雑すぎる。
簡単な善と悪では、もちろんない。
ひとりの個人で考えるなら当たり前のことが、
ひとつの国になると難しくなる。
 
戦争は、人を殺すことだ。
だから効果がある。
命が軽いから戦争を選ぶのではない。
命が尊いと知っているから、戦争をするのだ。 

人間は誰でも本当に本当に大切なことを知っている。
 
それをどう表現するか。
 
人は殺されるべきじゃない。
生きるべきだ。
 
生きて言葉を使い、対話を貫き本当に大切なことを選ぶ。

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