「迷いながら帰ろう」

2021年のあいだにやろうと思っていたことが、
結構ぽろりぽろりとこぼれておりまして。。。
でも無理はしないでおこうと決めた年末2021でございました。 
焦ってもだいたい焦ったものにしかならないから。
すみません、少し遅れますと伝えて。
 
しかしよくよく冷静に考えると、
 
2021年のうちに!!
 
と、決めていたのは自分で、
言ったのにまだ出来てないわと焦っているのも自分で、
本来の締め切りまでにちゃんと送っているものでさえも、
でもこれは年内のうちにって決めたのにな……
と、自分で決めた締め切りに間に合っていなくて焦るのです。 
 
本来の締め切りには間に合っているのにね。
 
なんでしょうか、この自分への強制力。
というか、そもそも、
自分でしか自分を縛れないから強制力があって当たり前なのだけれど。
 
1月は焦らず落ち着いて、こぼれた2021年の総仕上げをいたしました。
ああ、ひと段落。
ありがとうございます。
奈良の三輪さんへお参りに行きました。
2月7日くらいまでには初詣はおすませくださいという張り紙がありました。
よかった。
そして、みむろのカフェが空いていたのでおぜんざいを。
ああ、美味しい。
子供のころ、ぜんざいは好きではなかったのに、大人になるとつぶつぶが美味しくなります。
大人になったら味覚が鈍感になるから、子供のころ美味しいと思えなかったものが美味しく感じるらしい、と聞いたことがあります。
だったら、鈍感になるってとてもいいなと思います。
美味しいものが、たくさん増えました。
子供もいいけど、大人もイイ。
そしてやっぱり、子供の時間はとてもイイ。

ここねさんと公園で遊んだ帰り道、定番のキメ台詞があります。

 「迷いながら帰ろう」

家とは違う方へ行くのです。
もちろんごっこ遊びをしながら。
わざと違う道を選び、
わざと迷う。
5分で帰れる道を、50分かけて帰ります。
冒険の帰り道。
17時までには家に着かなければ暗闇がやってきて飲み込まれるのです。
早すぎても、遅すぎてもいけない。
迷いながら帰る極意です。
 
「迷って迷って、絶望して腹ペコになって家に帰るのがいいのよ!」
 
と、ここねさんは自転車に乗って走りながら叫ぶのです。
わたしはランニングで自転車のあとをついていきます。
なんのトレーニングだろうと思いますが。
 
迷うことは楽しい。
迷っていることを楽しめるから、迷いたい。
知らない道を歩く高揚感。
知らなかった道を見つけた瞬間の驚きと喜び。
知っている道に出たときの安心感。
少し不安で怖い。
だから面白い。 
誰も本気で迷いたくなんかない。
自転車に乗るここねさんを後ろから見ていると、安心して迷っているのです。
それは、わたしが絶対に後ろにいると、信じているからだろうと思う。

迷いながら帰る。
 
これすげぇな、人生だなと思った。

 





 
 


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