稽古を重ねるとね

はっと、気づいたことがある。
 
今日、実奈ちゃんが、「ふ・・・複雑・・・」とつぶやいた。
 
そうか。
そうなんだ。 
稽古を重ねると、
わたしと、実奈ちゃんと、みっちーと、黒木さんと、光子さんと、ヨネくんと、ココちゃんの思考が重なって、つんさんの思考も重なって、戯曲はより深くなっていく。
 
複雑になっていく。

はっと。
こんなにも当たり前のことだけど。
気づいた。

再演を重ねるたびに、
 
ああ、これってこんな話だったんだ。初演の時は気づかなかったな。
 
と、思っていたことがなぜなのか。
 
スタッフの思考が重なって、
お客さんの思考が重なって、
戯曲を深く、深く、変化させてくれる。
 
読む側の変化だ。
戯曲は変わっていない。
読む側が変化すると、戯曲も変化する。
書き換えたわけでもないのに。
書かれていない空白を、読み取ることが出来るようになったのだ。 
 
まだ、うまく、
まだ明確に、的確に、言葉で説明できないけれど。

戯曲は人格を持っている。

誰かに読まれるたびに、
誰かが観てくれるたびに、 
戯曲は、お芝居は、その人の思考を含めて進化していく。
 
誰と出会って、
どんなことを経験して、
たくさんの時間を積み重ねた結果が、
現在の自分を創るみたいに。
 
戯曲も書かれたあとで創られていくんだ。

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12月
25(土)14時
25(土)19時 ▲※残りわずか
26(日)14時 完売です

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