『あらわれるげきじょう』雲南公演の「ニンプ」のいたがきちゃん。
初めて会ったのは、確か雲南の凜然グッドバイオーディションでした。
2017年のオーディションで、本番は2018年でございました。
なんとも落ち着いた空気を纏ういたがきちゃん。
年齢のことだけをいうのならずいぶんとお若いのですが、
オーディションの一番初めの印象は、
おお、熟女のオーラだな……!
でございました。
どうしてそう感じたのかは、凜然のお稽古が始まるとすぐに納得したのであります。
じっと黙って考える人。
きっと自分が生きてきた年数では考えきれないことをたくさんたくさん
考えてきたのだろうなと思うのです。
自分の実年齢の時間よりもたくさんの時間を考える。
現実的にはそんなことはできないんだけれど。
脳内時間ではものすごい長い時間を生きている、みたいな感じがするのです。
なんでだろう、を自分の中で繰り返し考えて、熟成させて、納得するまで考える。
納得いかないことをサラッと横にはおかない。
だから自分に対しても、納得いかないことを見過ごせない。
大原さんもいたがきちゃんも、静かに燃える闘志がある。
闘志、と書いちゃうとなんだか激しいのかい? と思いがちだけど、
そうじゃないの。
その炎は、本当に優しい温かい炎。
静かに燃えるのです。
来年は対面稽古が出来るといいな。
きっと、もっと、たくさんの発見があると思う。
だからとても楽しみなのであります。
コメント