先日、谷ノ上さんの一人芝居『ワタクシ、ゴト』のお稽古でした。
本番の会場のコクリコさかいさんでお稽古させていただけまして一安心です。
コクリコさかいの館長さんとお話しする機会がありまして、
いろんなお話しを聞くことができました。
さまざまな女の子や、女の人たちがいる。
そうかぁ。
ああ、そうかぁ・・・
と。
稽古やお話したことを思い出しながら朝、
お花のお水を替えていたら、急に、10年前の3月11日の夜を思い出した。
その日の夜には、なにがあったのか情報が流れてきて。
それを見る。
じっと見る。
なぜわたしは生きているんだろう、と思ったのだ。
と、同時に、あれはわたしだ、と息苦しくなる。
自分と誰かの境目がわからなくなる。
そのくせ、人の気持ちがなにも読み取れないでいるのも、それもわたしだ。
頭の中にいろんなことがよぎってあらわれる。
2月の手話通訳付き舞台、凜然グッドバイが終わった後の、
通訳の方が言ってくれた言葉が急に飛び出してくる。
「いろんなお芝居があっていいんだと思います。こうやって手話通訳があるお芝居もあって、でも、そうじゃないお芝居だってある。どうかこれから(お芝居をするときに)罪悪感を持たないでください」
なぜ分かったんだろう、と思った。
公演を終えた後に、
「今までずっと自分はある特定の人たちにしか向けていなかったのか? 」
ということを考えていたから。
そうか、罪悪感だったのか、と思う。
花の水替えの途中。
蛇口。
水。
いかん。
流れる水を見るといつもやってしまう、その水を遡って海まで行く。
いかん。
そして動けなくなる。
よく陥る。
止まる。
どのくらいか。
覚えてないけど。
なにで動き出したのかも覚えていないけど。
そうだ、生きていたんだと、いつも思う。
それならやれることがあるだろう。
これもいつも思う。
この繰り返し。
よく陥る。
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