詩って、すごいの。
すごくすごく、すげいの。
青春アドベンチャー、谷川俊太郎の詩と旅する ことのはワンダーランド。
月曜日から後半戦が始まっております。
聞き逃し配信はこちらー!
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0164_01
スタッフブログで、「ことのはワンダーランド」に出てくる谷川さんの詩について
書かれております。
1回目から5回目の詩はこちら。
https://www.nhk.or.jp/drama-blog/1360/444442.html
詩は、完璧だと思っている。
だから、俳優の声で、詩の言葉が聞こえて来るだけで、
わたしは泣けてしまうのだ。
もっともっと若い頃。
22? 23歳、24歳くらいだったか。
正確には覚えていないけど。
本屋さんで、なにげなく本を手に取り、なにげなく開いたら、
「かなしみ」という詩があった。
読んだ。
もちろん、知っている詩だった。
なのに、本屋なのに、なのにわたしは号泣してしまった。
ひざを床について、号泣した。
嗚咽して。
その時、悲しいことがあったわけじゃない。
悩み事があったわけじゃない。
どっちかいうと、毎日がぎゅっとつまっていて、充実していて、楽しくて、
なのに、号泣した。
「わたし」の感情とか、状況とか、そういうこととは全く関係ない。
「わたし」という人間の、個人的なこととは、全く関係ない。
あれはなんだったのか、その頃のわたしにはちっとも分からなかった。
今なら分かる。
なぜわたしが号泣したのか。
今は分かる。
詩って、すげい。
花開くことと、きっと同じだから。
詩って、すげい。
種子が花咲くように、完璧。
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