言語だから、通訳をする

本日も朝からお稽古でございます。

夕方からの通しは衣装を着ての通しでございます。

あの・・・待機席のために、いい感じのお椅子がないかしら・・・?

と、PLATさんにお尋ねすると、素敵椅子が登場しました!

手話通訳さんたちもお稽古を観てくださいます。

そして通しが終わったあとの振り返りもずっと一緒に聞いてくださいます。

日本語は奥が深いから、どんどん理解を深めると、

どう翻訳すればいいのかをもっともっと考えられるのだそうです。

日本語で「いつ?」という短い言葉も、

それは「日にち」のことなのか、「時間」のことなのか、2種類ある。

「いつ?」という言葉そのものではなく、その言葉の前後で私たちはそれが日にちなのか時間なのかを感じ取る。言葉そのものよりも感じ取ることのほうが多い。

わたしたちって実は、言葉そのものよりも、

言葉の周辺、アラウンドワードのほうで会話している・・・?

だから誤解が生まれるんだ・・・と、手話通訳さんたちとお話しして気がつきました。

今回の手話通訳の舞台のテキストを、どのテキストを選ぼうかと考えた時、

「凛然グッドバイ」は抽象的な言葉が多く、つまり翻訳しにくいかもしれないと思った。

もっと具体的な言葉のやりとりのテキストのほうがいいのかもしれない。

ううーんと悩んだけれど、

「凛然グッドバイ」は言葉のお話しだから、

手話は言葉だから、

通訳はちょっと大変かもしれないけれどやってみたいなと思ったのでございます。
 

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