10年は続けると決めて始めました。
毎年、春分の日の彩雲リーディング。
今年で10年目になります。
去年の彩雲リーディングのときにはもうコロナの時代が始まっておりましたが、
1年経っても変わらず。
だけどそれぞれの心は変わりましたでしょうか。
2011年の、あの時の私が10年と期限を決めたのは、
すぐには元どおりになどならないと思ったからだったのか、
被災地から離れた場所特有の、この時だけの、
あの異様で妙な盛り上がり方への抵抗と問いかけだったのか、
そのどちらでもあったのか、
もうあの時の私ではないので断言はできません。
けれど10年という期限を課したことは、やはり良かったのだと思います。
永遠に、ではなく、移り変わって変化していくことが自然なのだろう。
コロナも数年かけて、移り変わっていくのでしょう。
彩雲リーディングも次の変化のための10年間であったと思います。
作品を提供しつづけてくださった作家のみなさま。
怒涛の本番に出演してくださった俳優のみなさま。
場所を貸してくださったみなさま。
本当に感謝いたします。
そして彩雲リーディングを毎年観に来てくださったお客様、
一度でも観に来てくださったお客様、
寄付をしてくださった皆様、
観にはいかなかったけれど存在を知ってくださっていた皆様、
ありがとうございます。
心から。
この形の彩雲リーディングは一旦区切りをつけますが、
球美の里に保養にやってくる子どもたちへ何らかの支援ができればと思います。
それはきっと演劇的に。
子どもたちに必要なものがなんであるのかを考えていきたい。
3月20日 彩雲リーディング2021 last 終わるけど、続く。
さて、公演詳細はコロナの状況を見つつになりますが、
今のところ、コロナ対策を万全に取り組み、客席数を半分にして上演予定。
翌日の21日から、3月31日まで公演映像配信を予定。
コロナの状況では、配信のみとなる可能性もありますので、
公演内容の詳細確定、チケット予約は3月7日から開始とします。
そのほかに、今年の上演台本を販売できるといいなと考え中です。
彩雲リーディング2021 last 公演詳細
日時 2021年3月20日(土)19時30分開演
場所 一心寺南会所(天王寺区逢坂2丁目7)
料金:1000円
※全ての収入はNPO法人沖縄・球美の里に寄付します。
チケット予約開始3月7日
出演
イシダトウショウ
岡真紀
高安美帆
出口弥生
出口ここね
蟷螂襲
ののあざみ
中野聡
橋本浩明
吉川貴子
作
稲田真理
サリngROCK
棚瀬美幸
高橋恵
遠坂百合子
ナカタアカネ
芳﨑洋子
竜崎だいち
詩 出口弥生
ギター演奏 近野次郎
構成/演出 樋口ミユ
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