役者紹介 匿名劇壇石畑達哉くん

最強の一人芝居フェスティバル、石畑チームは三日目の本番でした。

「YAKISOBA」
出演:石畑達哉(匿名劇壇)×脚本・演出:樋口ミユ(Plant M)

観に来てくださった皆様、本当にありがとうございます。 

もう明日が千秋楽だというのに、役者紹介でございます!

写真を撮るのもうっかりしていてこれしかないという・・・


これは石畑くんではありません。小道具です。

そもそも、2016年のアートグラウンドcocoromiでの演劇祭が、匿名劇壇さんとの出会いでありましたー! 

大阪、仙台、東京と2劇団でまわりまして。ひぐは感動したのでありました。皆さん、なんて、なんてちゃんとしているんだろう。見習おう・・・! ていうか、ワタスもこんな20代やってみたかったなぁと思ったほどでした。もう20代からやり直そうかしらとさえ思ったのでありました。 やり直せないけど。あは。

その時は25才くらいでしたかしら。今はもう20代は卒業しているかしら。 

今回の一人芝居の始まりは遡ればいつかしら。2018年の荒馬の旅さんの『ラズベリーシャウト』の時だったと思います。その時の稽古の休み時間に、一人芝居を書くねと約束したと記憶しております。荒馬の旅は田村さん主催の公演でキャスティングも田村さんにお任せしておりました。そしたら石畑くんが参加することになり、2018年のPlant Mの『blue film』にも出演してくれて、2020年のPlant Mの『ラズベリーシャウト』にも出演してくれているので、今回で4回目となります石畑くん。

一番初めの稽古は、分からないところや疑問点などを共有するという日になりました。

その時に、

「ここは過去の時間で、こっちは現在で、でもまたここは過去になって」と、細かく読んでくれていて。

それを聞いてハタとひぐは思ったのです・・・・

「石畑くん、これ、畳に座って、今現在って感じやけど、これ・・・全部脳内のことやったんや・・・! これー! 体は今ここにあるけど、脳内違うー! 今、言われて気づいたよ・・・」

はい。いつでも俳優が教えてくれるものですわね。ありがたい。

石畑くんは、自分が発する言葉について敏感。なぜ、どうして、どの考えで。そして舞台上の自分自身についても、敏感。全く適当じゃないけれど、「それはやってみないと分からない」という試みが常にある。自分の癖、弱点、難点から目を逸らさない。そして悔しがる。

そしてひたすら演劇に対して真摯なのだ。

それは、身につけようと思ってもつけられるものじゃないと思うのです。

生き方と考え方が、演劇への向き合い方に現れるのだと思うのであります。

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