愛とは、

ひとのかたちって、どうやって出来ていくんだろう。

いつ出来上がるんだろう。

人間のかたちはだいたいが似たりよったりなのに。

アナタのかたち。

アタシのかたち。 

は、どうも似ていない。

つい先日、小さな友人ここねさんの言葉にまたすっかりやられました。

日常あるあるですが、

「これやっといたほうがええで」と、大人はよく言いがちです。

その時、ここねさんは。 

「なんで大人って、今からやろうって時に先に言うんやろ」

ああ、子ども時代のアタシやアナタもこんなふうに思ったことがあるはずですね。

そして大人になってしまったワタクシはこう言いました。

「・・・ほんまやな。でもな、ここがやらへんから言うってよりはな、大人は経験値ばっかり増えるから、未来を予測して先回りして言うてまうんやで・・・ 」

すると即座に。

マッハで。

「そんなに経験値あるんやったら、ここは絶対やるって分かってるねんから、その未来まで予測しいや」

切り返される。

もっともすぎて。

腑に落ちた。

「ほんまやな・・・」

そしてふと思うです。

これは自分が親から言われてきたことだなと。

もちろん、親がよかれと思って言ってくれたことだと今の自分は理解ができる。

だって、よかれと思ってわたしもまたここに言ったのだから。

だけど、でも、そうすると。

未来は気をつけなきゃならないことばかりだと、

言ってるようなものだなと気がついた。

不安と怖れを言っているのだと気がついた。

自分が言われている時は、なぜ心配事ばかりを親たちは言うのだろうと思っていたのに。

自分も言ってしまうというこの人間の不思議。 

相反する矛盾したものが自分の中にある。

人間ってそういうものだけれど。

自分の実感としてそれに気づいたから、

もう止めようと思うのであります。

だって、だいたい子どもってこうだろうという予測を、ここねさんは見事に裏切る。

わたしごときの頭で予測する未来なんて、どうせロクなもんじゃない。

 未来は思っている以上に、想像以上に、もっともっと、素晴らしい。

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