なんで泣いたらあかんの!

「なんで泣いたらあかんの!」

大阪で過ごしている時に、小さな友人である出口ここねさんが言った言葉。

はっとしまして。

泣くな、と言ったわけではありません。

が、きっとわたしの言葉のどこかにそんなニュアンスが含まれていたのだと思います。泣きたいから泣いているのに。思い切り泣きたいのに。いつのころからか、泣いているよりとにかく歩き出そう、と言ってしまう。

だけどその前に。

思う存分泣く、という時間が絶対に必要なのだと、はっと・・・

はっと、

気付かされました。

なんで泣いたらあかんの。いや、あかんことなんて、ない。

教えてもらうことばかりでございます。

「ここの泣きたい自由をわたしは侵害してしまったよ。ごめん」

「うん、いいよ」

「だけどわたしの発言の自由もある」

「・・・うん」

「だからわたしたちはお互いの自由を尊重して生きていこう」 

「うん!」

そうしてとことん泣いたここねさんはまた気をとり直して、できなかったことにチャレンジして、そして乗り越えていきました。泣きたいときには泣き尽くしてみる。それってどん底を味わいたいってことなんだと思った。味わったらもうあとは自然にやるべきことを見つける。

台本を書いているときはいつもそんなことを考えているのに。

どん底に差し込む一筋の希望の光というやつ。奈落の底に行ったなら、あとはもう上向くしかない。だからとことん奈落の底に穴掘ってみる。 日常はとことん味わうことをするよりも、「時間」や「当たり前」ってことに押されて過ぎていってしまう。

なんで泣いたらあかんの。

いい言葉だなと、思いました。

これやんなきゃ、あれやんなきゃ、と何かに追われる前に。

ちょっと味わってみる。

そんなこんなで、明日から始まります、イン・レジデンス『アイデアル』

19日からの稽古を、味わってみることにいたします。

絶賛チケット発売中でございます。映像配信のほうはなにかと売れ行きよろしい感じだそうですが・・・生身のほうがなにかと・・・ええ・・・絶賛発売中でございます!!!

ぜひ!!!

限定10席となっておりまして、安心して観ていただけるように対策しております。

ぜひ!!!

演劇ユニットNoyR 
イン・レジデンス『アイデアル』
[若葉町ウォーフ公演]
2020年10月24日(土)−25日(日)
作・演出:樋口ミユ 振付:仲道泰貴
出演:大木実奈、鳥飼健太郎
舞台監督:吉成生子
ビジュアルデザイン:岸本昌也
制作:吉川剛史
 
公演日時:
10月24日(土) 14:00/19:00
10月25日 (日)14:00/18:00
※上演時間は1時間以内を予定
※各回限定10席予定
チケット料金:一般2,000円/U18(18歳以下割引)1,500円
当公演の感染症予防と対策について こちらのページ

https://www.unit-noyr.com/other に記載しております。

チケットご購入の前に必ずお読みいただき、内容にご了承いただけましたら、
予約購入へとお進みください。
こちらをクリック→チケット取扱い(WEBフォーム)

http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=451e57efe0

[オンライン配信]
2020年10月31日(土)−11月8日(日)
『その向こう側。』
【「アイデアル」公演映像+ドキュメント収録】撮影・編集:伊藤華織
それぞれの理由で劇場に来ることができない方の為に、「アイデアル」本番映像と本番までの記録を収めた映像作品『その向こう側。』をオンラインで配信します。ぜひご観劇ください。
 
視聴料金 2,000円
支払方法:クレジットカード、コンビニ決済、PayPal、楽天ペイ
 
配信チケット受付期間
受付開始2020/10/4(日)~受付終了2020/11/7(土)23:59

配信視聴可能期間
配信開始2020/10/31(土)0:00~2020/11/8(日)23:59
※一度のご購入で期間中でしたら何度でもご視聴可能です。
 
詳細はこちらをクリック noyR公式オンラインショップ  

https://noyr.stores.jp/items/5f7046dd4b083954d709c3ed




 

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