あれはわたしかもしれない

「それわかる」という感覚。

恋の歌をなぜもどうしてこんなにみんなが歌うのかと
不思議だったけれど。
恋は多くの人々が経験する。
経験ってなんだろうかと考えると、
それは記憶なんだろうと思う。
記憶。
わたしの記憶。
個体の記憶。
例えばわたし個人の記憶(経験)が、
多くの人たちの記憶 (経験)と重なったときに、
共感というものが生まれる。

「わかる」という大切さ。
それと真逆の「わからない」という感覚。
人々はそれに恐怖を感じる。
経験したことがないから、
記憶にないから、

「わからない」

目の前の舞台に、自分とは全く関係のない人たちが
物語を繰り広げている。
だけど内容は自分とは重ならない。
その経験がないからわからない。
その時代に生きていないからわからない。

でもお芝居ってなんだか。。。
「わからない」と思っていたものを、

いや、まてよ……?

と、

自分の経験、記憶を少し疑うことなのかもしれない。
関係ないと思っていた世界や人を無視できなくなる瞬間が、
物語にはあるのかもしれないと思うのであります。

今日はお試しの日。
さて、こんなことをやってみたらどうなるかしら。
俳優が動く。
想像した以上の発見がある。
想像したものなら、それはすでに知ってる。
知らない風景が見えるからそれは発見なのだ。



演劇ユニットnoyR vol.8
『重奏 マッチ売りの少女』

10月19日(土) 14:00開演 / 19:30開演
10月20日(日) 13:00開演 / 17:00開演

会場:若葉町ウォーフ

原作:別役 実
構成・演出:樋口ミユ
音楽:棚川寛子

出演
大木実奈、仲道泰貴
平井光子(重力/Note)、内田健介

パフォーマー
大間知賢哉、岸本昌也、黒木佳奈(疎開サロン)

チケット料金:
一般3,000円、U18(18歳以下割引) 1,500円

〇2019年8月28日(水)チケット発売
チケット取扱い(WEBフォーム)
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=77870e2f47
https://www.unit-noyr.com/next/


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