本日、打ち合わせでございます

お稽古をするたびに、
ああそうだなと気がつくのであります。
とても当然のことだけれど、
わかっていたことばかりなんだけれど、
あらためて、
ああそうなのだな、と。
あらためて。
当たり前と思っていたことさえもあらためると、
ああそうなのだな、と。
人は、
言葉以外のことでたくさん見えない会話をしている。
人は、
言葉を扱うことで
たくさんのことをわかったつもりでいる。
人は、
自分が思うようにきっと
相手もそうなのだろうと予測と想像をする。
そしてそれはだいたい外れる。
人は、あんがい自分のことを信じすぎる。
と、同時に、疑う。
同じように相手のことも疑う。
かと思ったら、うっかり信じてしまったりする。


でも人はとってもシンプルだったりする。


驚くほど複雑だったり、


呆れるほど簡単だったりする。

なんて思ったすぐそばから、
こんな思いは消えてなくなったりする。

稽古は少しずつ、少しずつ、
丁寧に進んでいこうと思うのであります。


お稽古場から移動して、
本日は打ち合わせでございます。
これがねぇ、楽しいんでございますのよ。
ああだこうだと話すのがね、とっても。
今日は舞台監督の吉成さん、
noyRのプロデューサーの吉川くん、
そして実奈ちゃんとワタクシひぐの4人で
ああだこうだで、
あっという間に時間が過ぎる。
こういうふうに考えているから、
こういうことをやりたい。
そのためには何が必要か?
いや、そもそもこの考え方でいいのか?
本当に必要か?
もっと他の方法があるのでは?
大事にしたいことを丁寧に話していくと、
スルッと抜け出る瞬間がある。

ああ、それだぁ……!っと、同じ空気が走り抜ける瞬間。

 

そういう瞬間がいつもあるから、
どうしたって楽しいのであります。

noyR vol.8『重奏 マッチ売りの少女』
忘れられたそれは時間をかけて確実に滲みでてくる


樋口ミユを構成・演出に招き、音楽にはSPAC(静岡舞台芸術センター)の作品で音楽監督を務めるなど多くの作品で音楽を生み出してきた棚川寛子を迎え、別役実の『マッチ売りの少女』を元に、再構成した作品を上演いたします。  
 
公演日時(開場は30分前) 
10月19日(土) 14:00開演 / 19:30開演 
10月20日(日) 13:00開演 / 17:00開演
 
会場:若葉町ウォーフ  
最寄り駅
①京急本線「黄金町」徒歩4分 
②京急本線「日ノ出町」徒歩8分
   
チケット料金[全席自由・日時指定]  
一般3,000円、U18(18歳以下割引) 1,500円 
※18歳以下割引は入場時本人確認書類要提示
 
チケット発売(2019年8月28日):
 
原作:別役実 

構成・演出:樋口ミユ(PlantM)音楽:棚川寛子

出演
大木実奈、仲道泰貴/ 平井光子(重力/Note)、内田健介

パフォーマー
大間知賢哉、岸本昌也、黒木佳奈(疎開サロン) 

舞台監督:吉成生子
照明:横原由祐 
衣装:引田結香
写真撮影:伊藤華織
チラシデザイン:岸本昌也
制作・プロデュース:吉川剛史

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