役者紹介、ニーナ2 平井光子(重力/Note)

良いお天気でございましたね。
お年頃の皆様、紫外線の季節いかがお過ごしでしょうか。
肌のよろしくない状態を作るのは、
老化がたったの2割、そして重要な8割が紫外線だそうですわね。
美しいが恐ろしい新緑の季節。

はい。
役者紹介、ニーナ2。
光子さん。


不思議な目をしている光子さん。
仕込みの日の帰りだったか、WHARFからの帰り道。

「初演のとき、本当にニーナという人が理解できなかった」

今は。
ニーナのようなひとつの選択肢、
ニーナのようなひとつの考え方が自分の中に増えたってことなのだと思う。
光子さんに限らず、ニーナ’sはみんな同じことを言いますの。
初演から再演までのあいだは、1年半くらい。流れる時間のなかで、
ニーナ's、いろんなことがあったのかしら。

普段の光子さん。
光子さんのまわりの空気がゆんわりとする。
時間の流れがゆんわりとする。
ふと気がつくと、モナリザの微笑をたたえている。
振り返りの最中でも、
たとえばこんな時ってどうするかとか、どう考えるか、
とみんなが話している時も、
光子さんの口から零れるのは
「受け入れる」「流される」 「押されてしまう」
という受動的な印象が多いのでありますが、
舞台上の光子さんはいつもいつも、
え、ええ、どの口が言ったんだ? 
というくらい、 潔く火花を振りまいて燃やし尽くす。
子どものころによく遊んだネズミ花火みたいに、
予測不可能な小さな巨人。
大阪にも小さな巨人と呼ぶ役者がおりまして、出口弥生さんといいます。
通称、大地の小さな巨人。
島根にも小さな巨人と呼ぶ役者がおりまして、大原志保子さんといいます。
通称、大海原の小さな巨人。

東京にも……いたっっっ!!!

光子さんは通称、破壊と再生の小さな巨人。

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