役者紹介、ニーナ1 富岡英里子(88生まれの女たち)

今日は西成でおいちゃんたちの演劇ワークショップでございました。
本日は久々にオリジナルテキストを使いまして、
おいちゃんたちは今日も元気でたくさん笑いました。
ああ、よきかな。
ワークショップが終わると、
ひと花のスタッフさんたちと振り返りをいたします。
今度はこんなコトを試してみようと話すこの振り返りの時間も
とてもとても豊かな時間だなと、いつも思うのでありました。

さて、役者紹介、ニーナ1。
富岡英里子、とみさん。


荒地、凜然、ニーナ会議、東京での創作現場で、
とみさんは結構いつも一緒でございます。
とみさんはよく始まります。

「あ、すいません、もう1回言ってもらっていいですか。ちょっと始まっちゃって」

振り返りの最中に、気になるワードがあったりすると、
とみさんは始まる。

ナンダ、始まるって?

と、思われるでしょうが、ええ、始まるんです。
たぶん、ニーナ会議ならぬ富岡会議が。

「始まった……!」

なんのこっちゃ分からないけれど、なんか伝わるこのフレーズ。
いいですわね。
ワタクシも使わせてもらっております。
みなさんもぜひお使いください。

使用例
→ ダブルブッキングをしてしまったときに、「始まった……!」
→ 需要な書類を忘れてきてしまったときに、「始まった……!」
→ 二日酔いで目が覚めたら隣に見知らぬ誰かが裸で眠っていたときに、
 「始まった……!」

暴走してしまいましたわ……
いつだって悪ノリが過ぎるのでございます。

ええ、とみさんのこと。
なぜ、なぜ、なぜこうなるんだろうと台本をよく読み、考えるとみさん。
でも頭ばかりが大きく膨れ上がることはない。
きっとそれは考えに考えぬくけれど、
舞台に立ったらあとはもうここで起こったことについて、
衝動的に、本能的に動いているからじゃないだろうかと思うのであります。
稽古をして振り返って考えて、次の稽古のときにはだいたい、

「ちょっとこういうの試してみていいすか」

という新たなことを入れ込んでくる。
試したことを、試しては捨てる、というわけではなく、
試して蓄積してニーナ1っていう人の層を厚くする、みたいな関わり方。
このセリフをどう考えるか、どう解釈するか。
市原さんのお芝居の考え方が、
とみさんの中にちゃんと生きているように思えるのでございますの。

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