去年から続いておりました『凜然グッドバイ』シリーズが無事に終了いたしましたー!

仙台公演を終えまして、
これで全ての「凜然グッドバイ」シリーズが一旦終了いたしました!
一旦終了、、、というのはですね、
この作品は、大阪組の出口さんと、ののさんの節目の作品・・・
というか、劇団Ugly ducklingの節目の作品でございますので 、
出口さんとののさんが、50歳になったら、60歳になったら、70歳になったら、

節目節目で上演するか!?

と言って始まりましたので、いつかまた再演することになると思います。
そして横浜公演の富岡さんも、

「40歳になった時にもう一回やりたいっす」

と、言うてくれておりました。
なにかと節目作品。
しかし、今は、とりあえずは終了でございます。

大阪から始まりまして、去年は大阪組で、島根、仙台と上演いたしました。
今年は横浜公演から始まって、島根、仙台と、
その土地の役者さんたちとともに創作いたいました。
最後の仙台は、Plant Mの公演で関わるのは本当に何もかも初めてでございました。
短い稽古時間のなかで、
由海さんと美咲さんは本当にいろんな限界にチャレンジしてくださいました。
本当に感謝でございますー!
お二人は今までは交流もなく、この公演で初めて出会ったのであります。
初対面の二人、というこのバージョンも仙台が初めてでした。
二人芝居って、とても濃密だから初対面の二人はどんなやりとりになるのだろうか。
と、思って始まったお稽古。
ひとつ、発見がありました。
舞台の上で、とにかく、真っ向勝負でやりとりすれば、
初対面も知り合いも何も関係なくなるのだ、ということ。
それはお芝居をするにあたり至極当然なことだけれど、
とても大きな発見でございました。

仙台デモの美咲さん。
まだ大学生さんでございます。
今回の座組みの中で一番年下でございます。
普段は大人しいのでございますが、
あ、いや、こんな妙な大人たちに囲まれたら大人しくならざるを得ませんわね、あは。
しかし!
お芝居が始まると日和ません。
根っこにある美咲さんの強さが、
きっとこれからも年々すくすく育っていくんだろうなと思うのであります。
今年の12月に10BOXにて劇団の公演がございます。
仙台の皆様、ぜひ観てあげてくださいませ。
デモの発作の動きを限界まで体を使っていたのか・・・
稽古をし続けたある日、首が動かなくなりました・・・
若さのおかげで復活して本番を迎えることができました。
ああ、良かった・・・!


由海さん。ワタクシと同世代でございます。
そしてワタクシと同じように、
お酒を浴びるように飲みそうだとよく勘違いされますが、
ワタクシ同様、お酒、飲みません。
ねぇ、浴びるように飲むだなんて失礼しちゃう。
しかし豪快のようでいて、由海さんは繊細でございます。
これでいいのか、どうだろうか、と悩みながら少しずつ進んでいく人でございます。
そして舞台上では、「こっちだよ」と美咲さんを引っ張る瞬間、空気がたくさんありました。年代が違う役者たちが向き合う良さが、こういうところに現れるのだなぁ・・・
、これも発見でした。同い年ではなかなかこんな瞬間は見られない。
そんで由海さんはこの上演を経て、役者の蓄積を増やしてさらに中身が分厚くなっていくのだろうと思うのであります。


小濱くんは、腹括ってます。
舞台とは面白いものであります。
俳優の立ち方が見えるのです。


長いあいだ、滞在して作るのが初めてだった仙台公演。
この仙台公演を無事に終えることが出来たのは、
もちろん役者の皆さんや、スタッフの皆さん、観に来てくださったお客さん、
10BOXさん、本当にいろんな方たちが力を貸してくださったからです。
そして、絶対に忘れてはならないのが・・・!!


ワタクシを滞在させてくださった、のんさん!!
写真のマフラーはなんと、のんさんの手編みです。
ある日、稽古が終わって帰ると、

「ミユさん、これ」

と、渡してくださいました。
え・・・!?
いつ編んだのですか!?
全然知らなかった・・・!!
のんさんのお話を聞くのが本当に楽しかったです。
人生のお話。
お芝居が好きで、お料理が美味しくて、愛情深くて、とにかく明るい。
のんさんがいるお家に帰るのが楽しい毎日でした。
お芝居をするために滞在をして、役者さんと出会えて、
さらにのんさんと出会えて、本当に素敵な仙台滞在でございました。
たぶん、のんさんがいなかったら仙台に滞在できていなかったと思いますー。
ワタクシの、仙台の母でございます。
またいつか帰ります。 
今度、仙台に行く時もどうぞよろしくお願いしますー!!

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