『ジュリエットBOX』を振り返ってー

noyR初のダンスプログラムでございました。
振り返れば、『祭礼』の時に書いたテキストは、
ダンスのようでいて、
お芝居のようだったなと。

これは土台です、と『祭礼』のお稽古の時に行ったことを思い出しました。
『祭礼』も結局、稽古をしていくうちにテキストのカタチは姿を変えて、
上演のカタチになっていったなぁと。

今回は島根に旅立つ夏前に、振付家のみっちーにテキストを渡しました。
7月末のダンス01の実験室で『ジュリエットBOX』のダンスを創るということで。
ワタクシは島根におりましたので、実験室の本番の映像を見せてもらいました。
東京での稽古が始まる前に、これをもっと芝居に寄せられないかとみっちー先生と打ち合わせをいたしましたが、ねぇ。

芝居に寄せるって、ナンだ? と自分で突っ込みながら。

というわけで、『ジュリエットBOX』のテキストとダンス01の上演映像を見て、
『ジュリエットBOX』演出サブテキストというものを作ってみたのであります。

演出サブテキスト!? これも、ナンだそりゃ? と自分で突っ込みながら。

振付家のみっちー先生には一度ダンスを解体してもらって、
また再構築してもらうことになり、
ダンス01では使わなかった部分のダンスや、
ダンス01ではロミオとジュリエットのダンスだったところを、
パリスくんとジュリエットにしたり、
新たにロミオとジュリエットのダンスを作ってもらったり、
稽古場で色んなことを試して創る作業が興味深くありましたのよ。
実際、動いているのは役者たちで、彼らが、

「なんか、モヤる・・・」

というところを洗い出してもらう。
それは何か動くことで解消するのか、
それとも、その時の内面の変化で解消できるのか、
その両方なのか。
アイデアをそれぞれ出して、試して実行、検証。
アリだ、ナシだ、とか言いながら。

ダンスプログラムというだけあって、
やっぱり肉体は鍛錬しないといけない。
うん、そう。
絶対そう。
なのだけれど。
10年踊り続けたダンサーと、
10年演じ続けた役者は、
体も内面もきっと何もかも違う。
だけど、共通するところも絶対ある、必ずある。
10年歌い続けた歌うたいも、きっと同じなのではないかと思う。
ダンサーのように役者が踊ることはないのかもしれないけれど、
役者には、役者の踊りがあるような気がしてならない。
それを今回探してみようと思ったのであります。
キラーズたちの空気のやりとりを見ながら、
みっちーのソロを見ながら、
実奈ちゃんのジュリエット老化現象を見ながら、
ちょっとだけ、はしっこくらいは、掴めたような気がするのでございます。
気、がね。
気のせいだと困りますけれども。
ダンスプログラムVol2がありましたらば、
掴んだはしっこをもう少し手繰り寄せられますかしらー!


noyRのホームページができたそうでーす。
こちらから。
https://www.unit-noyr.com/









コメント