役者紹介 ゲストさん 渡邉時生さん

寒くなったり、なまあたたくなったりと、春は忙しいですわね。
さて、 今日のお稽古。
ゲストさんは最年少の渡邉時生さん。
はるくんと呼んでおります。
2014年の、ふりかえる はなす すすめるプロジェクトでご一緒いたしました。
彩雲リーディングで毎年リーディングしているよしざきさんの、
「浅川町5丁目1番5号」をリーディングしました。
その頃から、 はるくんは大人でございました。


司法省にお勤めの雰囲気でございます。
最年少なのに、まるで最年長の精神。
「思い」よりも、「正しさ」の男でございました。
だから司法省なのねー!
センとのやりとりは、
センはセンの正義を、男は男の正義を主張いたします。
真っ向からお互いの正義がぶつかって、平行線をたどります。
まっとうな男だから、センが少し異常にさえ見えてくるのでございます。
男が正しいと、センは伝えても伝えても伝わらないから、
そんな風に見えたりするのかしら。
センと、男の間には相容れない河が横たわるのであります。
「男」が毎回変わるとセンの背景が変わる、
というのは実感しておりましたが、
今日、ふと思ったのは「男」が毎回変わると、
センだけではなく、
娘のほうにも影響があるのだということに気がついたわけであります。
そりゃそうだわ。
「男」に育てられたのが娘なんだもの。
今日は最後のシーンの娘が、正しくあろうとしているように見えました。
正しく考えようとする自分と、正しく考えられない自分。
いつだって人間は相容れないものが自分の中に共存している、
矛盾を抱えた存在だもの。

渡邉時生さんのゲストの回は15日の日曜日、13時からでーす。


「凜然グッドバイ」横浜公演


あらすじ
はるか未来。窓から見える空にはもう誰も住んでいないだろう地球が見えるくらい、
未来のこと。
デモはある朝、恩師である「セン」の死を知った。
知らせが来たのではない。
いま、ひとりの詩人がこの世から消えた、と感じたのだ。
恩師である「セン」に別れを言いに、デモは雨の中やってきた。
人間らしくなかった「デモ」を、ひとりの人間にしてくれたのは「セン」だった。
獣のような少女と、自分の可能性に絶望した詩人の、
センとデモの二人の女性の成長の物語。
 
出演
デモ 大木実奈(noyR
セン 富岡英里子(88生まれの女たち)
男 (日替わりゲスト)
 
日時 2018年 
12日木曜日14時 岸本昌也
      19時30分 橋本昭博(MoratoriumPants
 
13日金曜日14時 丸山英彦(デス電所)
                   19時30分 日髙啓介(FUKAIPRODUCE羽衣)
 
14日土曜日14時 金田侑生(HYP39Div.
                   19時30分 大間知賢哉
 
15日日曜日13時 渡邉時生(屋根裏ハイツ)
                   17時 瀧腰教寛
 
場所 若葉町WHARF
 
チケット※お席に限りがございます。ご予約はお早めに!!
平日昼間割2000
前売り3000
当日3500
予約フォーム シバイエンジン
 
高校生以下前売り当日ともに500円(高校生チケットのみ、plant.miyu@gmail.comまで。お名前、観劇日時、人数を記入してください)
 
※受付開始、開場は上演の30分前。
※未就学児童のご入場はご相談ください。
※上演予定時間1時間20分。

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