振り返って、流れんなー

春めいてまいりましたね。
ああ、よかった。
今日はひと花のおいちゃんたちと演劇ワークショップでございました。
歩いてひと花センターに行くときも帰るときも、春めいておりました。
稽古が始まった1ヶ月前は寒すぎました。

さて振り返って、流れんな。
で、ございます。
観に来てくださったみなさま、
本当にありがとうございます。
感謝でございますー!

毎回毎回思うことなのですが、素敵なチームでございました。役者さんもスタッフさんも、本当に感謝でございます。いつもいつも、人に助けられます。

そんでもって、貴重な機会をくれたDIVEさん、ありがとうございました。
自分では企画しないことだろうから、
本当に良い経験でした。
わたしと横山くん、合わんでー、言うて始まりましたが、でもきっとこれも縁だわ、
経験というやつだわ、と。
そんなあらましを当日パンフに「食い合わせ」を「食べ合わせ」と間違えて書き、大いに恥を晒しました。あは。

例えば。
荒野に放り出されて、さて、この何もないところで想像しろと言われると結構難しい。
だって何もないから。
けれど、
荒野にたった一本の釘が落ちていたら?
その一本から、仮説や想像が広がる。
なぜ釘が?
どことどこを繋いでいた?
ということは、人がいた?

とか。

荒野の釘を何にするか。
それが、姉妹の紐になりました。

荒野に釘。

スタッフさんたちにお伝えしたのは、

ものすごく普通なはずなのに、
なんだろう、この違和感、、、

という感じで。
なんともザックリでございますが、
ザックリが形になってあらわれる。
はー!!
こんなふうに違和感を作らはったのねー!!?
という、発見の連続でございました。

一本の戯曲を、何人も何人も、いろんな人間が頭を突っ込んで考えて2次元から3次元に創っていくその過程が、ああ、なんて演劇的なんだろうと思うのであります。
戯曲は生まれたての赤ん坊みたいなもので、誰に育てられるかで聖人君子になるか、犯罪者になるか、未来はわからない。しかも、聖人君子が面白くて、犯罪者がつまらないとも言い切れないのが演劇だったりするから、さらに未来はわからない。

自分とは果てしなくかけ離れている赤ん坊を育てるっていうのは、とても面白い時間でありました。横山くん、ありがとねー。

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