雲南公演が無事に終了しましたー!

雲南公演が無事に終了いたしました!
観に来てくださったみなさま、本当にありがとうございます!
大阪、仙台、雲南と、すべての公演が終わりました。
関わってくださったみなさま、本当に感謝です。
作と演出と俳優とスタッフと観客と、循環する創作でありました。
それはこのうえない幸せな公演だと思うわけであります。
ああ、こんなことが出来るのだなぁと発見でした。
最小で最大を。
極限を。
毎回ファーストタイム。
いまのわたしたちにとっての究極。
そしてこの究極をまた発展、創作して、
また新しい究極を見つけていくのです。

 



写真は雲南の齋藤学さんです。
ありがとうございます。
どう見ても「アイーン」をしているようですが、「アイーン」ではございません。

旅公演最後の雲南公演の旅はのっけから飛ばしました。
あんなに忘れ物をしないとリストを作ったのに、
きちんと忘れました。
荷造りをし、完璧と満足したからでしょうか・・・

車に積み込み、ののさんが運転をし、ワタクシが助手席。
チャイルドシートにはここねさん、その横に出口さん。
高速の名塩でトイレ休憩をして、さぁー、また走るぞー!

というときに、

「輪っか、乗せた・・・?」

と、言い出した出口さん。

輪っか。
凜然を語るのに最も重要な輪っか。
特別に作ってもらった輪っか。
特注の輪っか。
光り輝く美術。
輪っか。
どこにも売っていない輪っか。
代用品などあり得ない輪っか。
かけがえのない輪っか。

「・・・・・・・・・・・・忘れたっっっ!」

はい。輪っか担当のワタクシ。
荷造りをしっかりしたのに、積み込むのを忘れるという・・・
大失態!!!

「なんか、頭の中に、一枚の絵が、3階のトイレの横の棚の上に輪っかの箱が置いてあるっていう一枚の絵がっ!」

突如、浮かんだそうで・・・
お告げのように。
ように、ではなくて、お告げだったのでしょう。

ああ、そうね。
荷造りをして、たしかにそこに置いておきましたね。

「それ積んだ?」

ああ、忘れましたね。
完全に忘れました。
名塩、ああ、兵庫。
すぐさま引き返すののさん。
後部座席から出口さんが、
「荷物の箱には1/4とか2/4とか分かるように書いておいて!」
とか、忘れ物回避の助言をするも、
もうワタクシは奈落の底まで落ちているので生返事。
真っ白に燃え尽きたジョーのようにもう何も聞こえません。
ああ、ばかばか。
20分ほど地獄に落ちた罪人のような心持ちになりました。
「聞いてる!? なぁ聞いてる!?」
と揺さぶられましたがもう何も聞こえません。
ああ、ばかばか。
再出発をしたワタクシたち。
なぜこんなに忘れ物をするのかしら。
もしかしたらワタクシは忘れ物のプロフェッショナルなんじゃないかしら。

と、

落ち込みながらハンドルを握るワタクシに
追い打ちをかけるようにFM802からスガシカオ。

すかさず出口さんが問いかける。

「忘れ物、とは?」

そしてワタクシは答える。
そしてののさんはそれを動画に撮る。


もし、なにか落ち込んだことがあって沈んでいる誰かがいたら、
ぜひこの動画を見てください。
この動画の人、全然前に進んでいないので、この人より絶対マシだと元気が出ます。
なにを言っているのかしらと自分で自分を疑います。
1時間前くらいには大事な輪っかを忘れちゃったのに、
プロフェッショナルごっこをして反省が見えません。
いや、ちゃんと反省しました。

雲南公演の舞台にはちゃんと輪っかがございました。
ああ、良かった。
つくづく、演劇はひとりでは出来ないと実感いたしました。
いろんなみなさんに支えられて、
無事に「凜然グッドバイ」は3都市公演を終了いたしました。
ありがとうございましたー!!!

コメント