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2017年4月26日水曜日

休演日に長いブログ

本日26日(木曜日)は休演日でございます。

前半戦、観に来てくださったみなさま、本当にありがとうございます。
毎回毎回、客席の空気が違います。
みんな同じ人が観ているわけではないから、そりゃあ、違いますわね。
その空気を受けるから、だからもちろん、俳優も違います。
違うっていうのはちょっと言葉がハマってないかもしれません。
昨日の「私」と今日の「私」はまったく同じではないけれど、
でも「私」には変わりがない。
と、これもまた抽象的でございましょうか。

スポーツにはルールがあって、ハズしてはいけないことがある。
けれどどれもひとつとして同じ試合はない。

公演も、そうなんじゃないかと、思うわけであります。
相手がどんな言葉のボールを投げるのか、その瞬間じゃないとわからない。
それを瞬時に受けっとってまた言葉のボールを返す。
稽古場で、繰り返しの稽古はいたしません。
だから繰り返しの本番もありません。
いつだってファーストタイムであるのでございます。

俳優はその日の体で挑みます。
たくさんの分析とたくさんの試みを経て、
上手く演じるための稽古などはいたしません。
そこに生きるための稽古をするわけであります。
根幹はゆるがず、だけどその場にいること、
その場の言葉に嘘をつかないこと。
いま、はじめて。
ファーストタイムをやりとりするわけであります。
そのための方法をひたすらPlant Mでは稽古で実行するのでありますが、
ののさんと出口さんはもうその方法は自分の体に落とし込んでいるので、
表現する手前の稽古に時間を費やしはいたしません。
あとは俳優がどう表現するかをワタクシは観るのであります。

セリフを叩き込む。
自分の役の感情で読むのではなくて、分析する。
そこに書かれているものはなにか。
会話とは具体的にはどんなものなのか。
書き文字から話し言葉にするとはどういうことか。
体のノイズとはなんなのか。
動く、話す、根拠はどこにあるのか。
「死に間」と「表現の間」の違いはなんなのか。
こうするのがお芝居だと思い込んでいるものを、フリを、ジェスチャーを、少し疑う。

ここまできて、そうしてようやっと、体ひとつで舞台上に立つわけであります。
その時に、相手と言葉をやりとりして初めて動く内側がある。
発見がある。
こうだと決めて始めると、相手を見なくなる。見れなくなる。
相手の言葉を受けられなくなる。
俳優もスタッフも演出も劇作も、ひとりでは出来ない。
俳優の言葉は自分の演技のためにあるのではなくて、
相手を刺激するためにあるのだと、思うのであります。

なんどもPlant Mに出演してくれているののさんと出口さんは、
そこの稽古を各自で進めるわけであります。

俳優が、ここから試みる表現をワタクシは観るのであります。
しつこく、しつこく、観るのであります。
演出の仕事のひとつは、観ることなのだと思うのであります。
劇作のワタクシは、そんな自分をまた少し距離を置いて、見ていたりします。
分裂病でしょうか。
ひとつ、シーンをカットしております。
言葉を少しずつ、変えたりしております。
少しの変化は演出のワタクシが、
しかし大きなカットの決定は、たぶん演出ではなくて劇作のワタクシがしたのでしょう。
自分ひとりのなかで、劇作と演出の往復書簡がありました。
分裂病かなー。

公演は毎回、繊細に、微妙に変化する。
あるいは大胆に飛躍する。
そんな俳優たちにとって、舞台上での「キッカケ」というものはありません。
彼女たちが見たいところで見れば砲弾が聞こえ、
彼女たちが立ちたいところに立つと明かりがそこにふりそそぐ。
音響、照明、という言葉を超えるものがそこにあるわけでございます。

「だってこれはそういう芝居やろ」

と、スタッフさんたちはサラリと言うてくれはるわけであります。

音響、照明、打ち合わせに打ち合わせを重ねるわけではありません。
どう戯曲を読むか。
それぞれがもぐもぐ戯曲を食べるみたいです。
それぞれがちゃんと食べて消化したならどうなるか。
そうくるなら、こうだな。
そうやるなら、これだな。
俳優たちと、セッション・・・?
俳優たちとの、ぶつかりあい?

それをさらに私よりもっと客観的に見てくれている舞台監督がいるわけであります。

ほんに演劇は、ひとりじゃできまへんなぁ。

毎日が、進化と深化と変化であります。
良い回、悪い回はございません。
毎日、違う。
プログラムされているわけではないから。
生きている人間が演劇をするし、生きている人間が演劇を観る。

いろんな空気のなかで、
それを受けて、俳優とスタッフがどうやって舞台の空気を作って客席を包んでいくのか、
客席もまるごと含んで、ワタクシはそれらすべてを観るわけであります。



だらだらと書きました。
たまにそんな日があってもよいでしょうか。

明日の27日(金曜日)から後半戦がはじまります!

昨日のゲストはハタチ族の西藤くんでございました。
たしかゲストさんのなかで最年少さんです。
いつもはあまり年下の感じはしないのですが、
ののさんとのやりとりを見て、
・・・君はペット感がある!
と思いましてよ。
ひたむきな年下カレシでございました。

ほんの短いワンシーン。
時間にするなら5分もない。
なのに、それぞれのゲストさんの持っているものが見えるのでございます。
ほんの短いワンシーンだからこそ、見えるのかもしれません。

明日は山田かつろうくんです!!
お稽古のときにも思いました。
かつろうくん、モテるやろな・・・
パッとしております。

というわけで、みなさま、後半戦よろしくお願いします!
ただいまの残席状況でーす!

27日 木曜日 20時 ちょっとだけ余裕かな。
28日 金曜日 20時 完売しております。
29日 土曜日 14時 ちょっとだけ余裕かな。
30日 日曜日 11時 残席あとわずかとなっております。
30日 日曜日 15時 まだまだ余裕があります。

チケットご予約はこちらから!
前売一般予約
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