男前の照明チーム

古民家asagoroに照明チームと下見に行きました。


打ち合わせをしつつ。
今回はプランはゆう先輩、仕込みは足立くんとなっておりまして、
チームで挑みます。
男前のふたり。
足立くんは役者さん、だけど有能すぎて駆り出されております。

「僕、ののさんと、堀井くんと共演したことあるんです」

ええっ!?
いつ!?
そしてスジョンとも共演、ということは、ヴォガですね!
いろいろ繋がって面白いなぁと思っていたら、
足立くんとはもっと別のことで盛り上がりましたとさ。

京都出身、金閣寺の近くという情報を聞いて、

「私もそうやで」

「え、小学校はどこ?」

「かしわの小学校 」

「俺も」

「ええっ! 私、北区郷ノ上東町」

「俺、西」

「ええ! 私、小学校3年のときに大阪に引っ越してん」

「俺、小学校4年のときに北区に引っ越してん」

ニアミス!!
ご近所さんだったかもしれない足立くん!
出会いってふしぎー。

そして夕方からお稽古でございます。


演劇ってふしぎー。
なぜ飽きないのだろうとふしぎー。
発見が止まらないのでございます。
だから飽きないのでございましょう。
お芝居とはなんだろうかと考え続けると終わりがございません。
俳優てなんだろな。
作家てなんだろな。
演出て、なんだろな。
空間を考えます。
時間を考えます。
光を、音を、雑音を考えたりします。
絵を考えたりします。
枠組みを考えたりします。
そんでもって、やっぱり俳優のことを考えます。
稽古のときは言葉を探すのです。
生身の俳優たちの、 どこかにあるスイッチを見つけるために。
それらのスイッチを動かすためのkyeを探します。
言葉がkye、だと考えます。
体の動き、呼吸、セリフ、それら以外に、
俳優が自らの軸を作り出すためのスイッチを onにするために言葉のkyeを伝えます。
カチっとハマると別人みたいになる時があります。
今日はそれが始まった。
と、思われますの。
稽古をするたびに、人間というものは面白いと感じるのです。
遺伝子を感じる?
いんや、遺伝子なんぞを感じているんじゃなくて、
やっぱり人間を感じているわけですな。
人間をつくる設計図は遺伝子で、人は遺伝子に支配されているはずなのに
ふしぎなことに、眠っている 遺伝子をonにするのは「人間の意志」だと、
難しげな遺伝子の本を読んで、私の解釈はこうなわけです。
人の思考が遺伝子に影響する。
妙なハナシです。
遺伝子によって動いているのにねぇ、
その遺伝子を動かすのは人間の「意志」「思考」「祈り」とか。

その「意志」を動かすためのkeyを、言葉にして伝えたいと思うのでございます。

限界と制限はいらないな。
可能性ばかりでございます。

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