役者紹介 蟷螂さん

役者さんをおひとりずつご紹介コーナーの始まりでございます。
蟷螂襲さん。
アグリーダックリングの時に一度ご一緒いたしました。
そして毎年の彩雲リーディングでもお世話になっております。
しかし!
ワタクシの作、演出ではお初の蟷螂さんでございます。
去年か一昨年か、いつだったか書き上げたすぐあとに、
この戯曲を上演する時には絶対に蟷螂さんにお願いしようと決めておりました。
蟷螂さんと初めてお話ししたのはいつのことだったかしら。
OMS戯曲賞の一挙リーディングで、蟷螂さんの「滝の茶屋のおじちゃん」の珠子を読ませてもろたことがございまして、その上演後に、

「どうも。珠子を読んでくださったそうで」

と、声をかけてもろたのが一番最初だったように記憶しております。
あれから10年以上時が経ちまして、
ようやくPlant Mでご一緒でございます!!

蟷螂さんとのお稽古は、たくさんのボールが飛び交うのです。
言葉のボール。
いろんなボール。
投げかけるボール。
投げかけられた相手はそれをすぐさま受け取って投げ返す。
それが難しくて面白いのです。
この投げる言葉のボールの多さが、楽しいのでございます。
蟷螂さんとご一緒していると、思い出します。
清水邦夫さんの「楽屋ー流されるものはやがてなつかしきー」のセリフ。
たしか女優Cのセリフで「蓄積」って言葉が出てくるのですが、
これを思い出しますの。
蓄積。
演劇の蓄積。
役者の蓄積。
舞台の蓄積。
時間の蓄積。
人間の蓄積。
だから、稽古がワクワクいたします。


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