3-TAMHIMの夢はあるのか?


3―――TAMHIMの夢はあるのか?

樋口 一緒の夢を見るかは別として、一緒に何かを創るのが共同創作やからな。

佐々木 志は一緒ですって、感じ。

黒田 それは?

佐々木 書いてある(チラシに)

樋口 一緒に夢は見いひんけど、作品は創れる。夢は……あかん。夢って言葉があかんな。

桜井 うん。夢って言葉は怪しいっすよ。

樋口・黒田・佐々木 (爆笑)

樋口 一緒に、ひとつのある目標を目指すことはできる。

佐々木 うんうん。だけど長期的に一緒に創るなら、どうすればいいんだろうなぁって。

桜井 バンドは、2、3年でやり尽くして解散って感じが多いような。わっと燃えて、離れるのは自然なことかなって。そのあとまたどっかで一緒にやることはありそう。

佐々木 桜井くんが言ってる点で交わるっていいね。同じ方向だけど、時々一緒に創ったり、また離れたり、

樋口 緩やかに?

佐々木 たぶんTAMHIMもそんな感じなんだろうなと思う。

樋口 自分のユニットがあって、それは自分を突き詰めたりする。それ以外に、いろいろやるうちのひとつにTAMHIMがあって。自分のユニット以外のところで(仕事も含めて)何をするか、得るか、経験するかによって、私の表現方法が多彩になっていくんやと思う。

毎回言うけど、演劇はどういうもんでも共同作業やと私は思ってる。ただ今回、共同作業感をものすごい広げてみた。いつもよりね、無理に、決めない。ひとりで決めない。4人職人集めたらこんなものが出来ました! っていうのにしたいのが今回の目標かな。

 

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