お知らせがいっぱいだー! その2

頭痛が起きたのは、起こるべくして起きたと漢方の先生は叫びました。

「あなた、テロが起こるような土壌を育てていましたので、今回の頭痛はテロです。テロは起こるべくして起こったのです!」

この先生、本当に素晴らしい先生なんですよ、念のため。

「あなた、片頭痛通り越して、群発頭痛起こしました。群発頭痛の人、痛さのあまり殺してくれといいます」

ううーん、血の巡りが悪いとこんなオオゴトになってしまうのかとびっくりでございます。
しばらくは漢方を飲んで様子を見ることにいたします。


さて、お知らせふたつめー!
こちらは高円寺のアカデミーのみんなとの企画でございます。
たくさんと小嶋くんと中野ガストで話し倒して、
そこにニノや高田くんや宮尾さんが混じってごにょごにょして、
ぐにぐにして、少しずつやっとカタチになってまいりました。
だいたいメンドクサイことは、だいたい実は楽しいコトだったりする。

それは受け入れられる、とか。
それはいただけない、とか。
そこは譲れない、とか。
それはイイね、とか。
些細なコトまで話して創ります。

3つのチームがそれぞれ作品を創るのだすが、
共通にしていることが、
「共同創作」
つーことでございます。
どーなることかと未知数でございますが、
稽古場はすこぶる楽しさと新しさでハジケとります!
ワタクシは、『マハズレ』で演出担当。
作は佐々木琢さん。
出演が黒田真文さん。
で、これが稽古風景でござんす。




今回は、琢さんが劇作を書く資料をもとに、
言葉にならない作品を創ることにいたします。
必要な言葉は、琢さんが稽古を観ながら加えていく。

Plant Mではまだやったことがないことだから、ワクワクする。
どれだけ言葉を外していけるかしら。

それを可能にするのは、誰がそれを表現してくれるかということに尽きる。
というわけで、私と琢さんが信頼する表現者のひとりである真文さんと創ることにしました。
彼女は、役者といえば役者だが、やはりダンサーというべき人なのだと思う。
お芝居のことを考える私や琢さんとは、少し違うことを考える。
だから稽古場はとても面白いのだ。

共同創作をモットーとしているわけですが、
ワタクシ、いつものPlant Mの稽古も共同創作だわなぁと考えている派でございます。
必ず何かを役者が持ち込んで来る。
試す。
検証してみる。
共同創作じゃない演劇の現場のほうが珍しいと思われるのでございますのよ。
そんな現場ご存じ? ってみんなに聞いたら、
たぶんそれはうまく回っていない稽古場のことなのかなと思った。

で、その共同創作については、それは6人とも結構それぞれに意見は違う。
でも、違うほうが健全だとワタクシは思う。

違う意見でも、チームが作れるという健全さでございます。

では、ワタクシはいつもより何を変えているのかということなのですが。
自分で変えたものは何もなく。
真文さんがダンスを踊る時に使う方法を、取り入れているのだと思う。

その方法とは。

問いをつくる。
やってみることで、
問いに対する答えが見えるかどうか。

それを3人でひたすら共有する。
という、ルールがひとつあるのみ。
と、自分ではそう思うのでございます。
だからよりシンプルになっただけのような気がいたします。
なぜシンプルに出来るのかというのは、
ダンサーである真文さんがすぐさま、体で何かを創りだすからだと気が付きました。
この方法で、果たして会話の演劇が創れるのかどうかは少し疑わしいなと思ったりもいたします。
体のみに落とすから、シンプルな問いを共有し、答えを真文さんの体に見いだせるのだと思う。
言葉により組み立てられるものは、共有できない複雑さに面白さがあったりするから。
それはまた別の機会に考えることにする。

さてさて。
頭と、体が、躍動する稽古場だと思っております。
観ていると、踊れもしない私の体が、躍動しておるのでございます。
楽器を奏でられる人をうらやましく思うのですが、
体ひとつで踊れる人もまた、うらやましく憧れます。

そうそう、NIMAさんとか。
北さんとか。

は。。。。。

ワタクシの心を揺さぶるのって。。。。。

そういえば。。。。。

言葉のない人たちが多い・・・・・・!!

というわけで、きっと真文さんもそうだと思っているワタクシでございます。
てなことを彼女に言うと、

「おかしい! この稽古場、おかしい! 私はこんなに褒められる人間じゃない! 助けて!」

と、何かを疑っているのでございます。

ワタクシの活動は、Plamt Mでひたすらワタクシの表現を突き詰めるのでございますが、

タムヒムでは、誰かと、何かを、どうすりゃ繋いで繋がっていくのかを考えることになるのでしょう。






そして公演の詳細でございます。
松山公演を皮切りに、岩手、大阪、東京とまわりますー!


TAMHIMを観る    TAMHIMメンバーによる共同創作作品の上演。

 『果ては戦友になる』

テキスト 樋口ミユ/演出 小嶋一郎

出演 田中ゆかり、荒木秀智

内容 結婚はうっかり勢いでやれないこともない。生活は忍耐と充実のシーソー。
つまりあっちゅう間に過ぎる。さて問題は離婚だ。愛に才能がいるのなら、
終らせるのにも才能がいるだろう。離婚用紙をテーブルの上に向かい合う、
かつて夫婦であったふたりの長い長い闘争の日々。

 
『マハズレ』

言葉 佐々木琢/空間 樋口ミユ/肉体 黒田真史/時間 桜井智広

内容 「僕のお姉ちゃんの話をしようと思います姉には僕と父と母という家族がいて、姉以外のその三人は難病と定義されている病気を患いました。姉だけがその病気に苦しまずに済みました。」この言葉から始まる戯曲(Verbal text)を、役者が肉体に、音響家が時間に、演出家が空間に翻訳したものを上演(Non Verbal text)、さらにその上演を劇作家が観劇し、言葉を使って再翻訳(Revolutionary Verbal text)する。そんな共同創作をしてみようと思うわけです。つまりこんなカンジになるわけだ。

Verbal text → Non Verbal text → Revolutionary Verbal text

 

『地区Kのこと』
共同演出 高田斉・二宮彩乃・宮尾昌宏
構成 二宮彩乃
テクスト 二宮彩乃・宮尾昌宏

パフォーマンス1 堀井和也

パフォーマンス2 稲垣和俊

パフォーマンス3 桜井智広

内容 男が一人いる。公民館第7集会室のホワイトボードに、マジックペンには不似合いな筆圧で「地区Kに関する報告会」と書き記す。

「地区Kでは、指定廃棄物の仮設焼却施設が建設されます。施設では有害な“それ”を、無害にすることが出来ます。しかし、その有害さは目に見えなくて、感じることもできないので、みんなは”それ”をどう扱っていいのかわかりません。わたしは、わたしが抱え込んだ“それ”について知りたいのです。」 

目に見えず、触れられない地区Kのリアルにまつわる報告劇———。


愛媛松山公演

日時

411日(土)14時■/19時■

412日(日)14時■

※開場は開演の30分前

※未就学児童のご入場はご遠慮願います。

松山公演予約URL:http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=fa0ae356e4

■各回、上演終演後「TAMHIMおしゃべりカフェ」

47日(火)19時「TAMHIMトークラウンジ」

48日(水)19時「小嶋一郎(250km圏内・演出家)の演技ワークショップ」

 定員10名、参加費1000円、見学無料。申込先tamhim6@gmail.com

 

会場 シアターねこ

住所 〒7900806 愛媛県松山市緑町1-2-1

TELFAX089-904-7025(受付時間10:0018:00

※公共交通機関のご案内

 伊予鉄道市内電車 大街道駅より徒歩5

 赤十字病院駅より徒歩5

※専用駐車場はございません。お近くのコインパーキングをご利用ください。

 

岩手・一関公演

日時

515日(金)19

516日(土)14時/17時■

517日(日)11時/14時■

※開場は開演の30分前

※未就学児童のご入場はご遠慮願います。
 
 

514日(木)19時 公開座談会「共同創作とは」

■終演後「TAMHIMおしゃべりカフェ」

 

会場 ガレージホール

住所 〒021-0885 岩手県一関市田村町346

JR「一ノ関駅」西口改札から徒歩8分

※駐車場(14台)もございます。

TEL 0191-21-0684
 

大阪公演

日時

64日(木)20

65日(金)14時■/20

66日(土)11時■/14時◆

67日(日)11時■/14

※開場は開演の30分前

※未就学児童のご入場はご遠慮願います。

 

◆上演終了後「TAMHIMトークラウンジ」

■上演終了後「TAMHIMおしゃべりカフェ」

 

会場 カフェ+ギャラリー can tutku

住所 〒557-0034 大阪市西成区松1-1-8 出口ビル1F

 大阪市営地下鉄四つ橋線「花園町駅」4番出口より南へ徒歩3

 南海線・地下鉄堺筋線「天下茶屋駅」2番出口より北へ徒歩6

お問合せ 090-9160-7847TAMHIM樋口)

 

東京公演

日時

619日(金)19

620日(土)14時/19

621日(日)13時/18

622日(月)19

623日(火)休演日

624日(水)19

625日(木)19

626日(金)19

627日(土)14時/19

628日(日)13時/17

※開場は開演の30分前

※未就学児童のご入場はご遠慮願います。

 

627日(土)11時 「TAMHIMトークラウンジ」

628日(日)11時 公開座談会「共同創作とは」

 

会場 王子スタジオ1 

住所 東京都北区王子2-30-5

お問合せ 090-2029-8506TAMHIM佐々木)

 

TAMHIMを観る/料金

前売り2000

当日 2500

高校生以下 1000円 ※全公演共通・全席自由

メール予約 tamhim6@gmail.com

Web予約 シバイエンジン

※一関に限り、お電話でのご予約・お問合せ承ります。0191-21-0684まで、どうぞお気軽にご連絡ください。

 

 

TAMHIMとおはなし       

TAMHIMおしゃべりカフェ

観劇後、感想や意見をみんなで語らう場です。上演作品チーム毎にお茶をご用意してお待ちしております。(入場無料)

TAMHIMトークラウンジ

TAMHIMメンバー6人が1人1つずつブースを持ち、あるテーマに基づいて来場者と双方向に語り合うイベント(入場無料)

テーマ

小嶋「面白いとは何か」

佐々木「王子小劇場の紹介」

樋口「カフェ+ギャラリーcan tutkuの紹介」

二宮「ニッチをさがせ!~ガレージホールの紹介」

宮尾「生きるということについて」

高田「地域に一冊、演劇フルペのススメ」

 

TAMHIMをしる          

▲公開座談会

TAMHIMメンバー6人による座談会を行います。テーマは「共同創作とは」

TAMHIMとは何者で、何をするのか、そして、何を目指すのか。

座談会を通して、TAMHIMをご紹介します。(入場無料)

 

TAMHIMがすべての旅をきろくする 

アーカイブ。TAMHIMがすべての旅をきろくする。

フェイスブックにて、創作の様子や活動報告を行っていきます。

https://www.facebook.com/tamhim.kyoudou 「タムヒム」で検索!

  

主催 TAMHIM

共催(松山公演) NPO法人シアターネットワークえひめ、シアターねこ

協力 劇団ステッキ カフェ+ギャラリーcan tutku ガレージホール 王子小劇場

WEB予約 予約管理システム シバイエンジン

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