船頭である姉 ののあざみ

ののさん。

オーラが男でございますが、中身は乙女でございます。
彼女は本来はひとりっこでございますが、
今回は姉の役でございます。

笑う男、橋本くんの姉。
稽古をしている時に、

あ、けっこうこの二人似てるんだなと思いました。
にっと笑うと唇からきらりと白いきれいな歯が見えるのでございます。
それがなんとも姉弟の雰囲気を出しております。

ワタクシにも姉がおります。
大変優しい姉でございます。
姉っていいなぁと思うのです。
他人よりも遠くて親よりも遠い。
でも、ああ、似てるなと思う瞬間に、
姉っていいなと思うのです。

この姉と弟も、全く似ていないけど、似ているのですな。
同じ親から生まれたからコピーみたいなものです、きょうだい。
姉が言っている言葉は、笑う男のなかにもある。

ののさんは日々の激務をこなして稽古場にやってきて、姉となります。
一回、一回の稽古で何かを発見して、探して、探し切れなかったり、見つけたり、
だからののさんはきっとまたなんか新しくなると思われますのよ。



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