『ぼくは戦争は大きらい』

毎日お芝居をしています。
発見して展開して、そして今日も幕が開きます。
19時30分から。
早稲田リフトにてー!
毎日お芝居をしておりますから、毎日台本を読み返します。
その間に、別の本も読みます。
今日はやなせたかしの『ぼくは戦争は大きらい』
小学生も読める。
だから素晴らしいのでございます。
絵本のアンパンマンが好きです。
子どものころに読んでドギモ抜かれたのを思い出します。
自分の顔を子どもにあげるアンパンマン。
人間はわけわけし合いたい気持ちがありながら、
独り占めしたい気持ちもある。

本のなかに、

ぼくは、戦争の原因は「飢え」と「欲」ではないか、と考えています。
これは、生き物の生存本能だから困ります。

とある。

そうなのだ。
「戦争」を、国と国のことで考えるとデッカイことになる。
右とか左とかになる。
それをワタクシは細かく小さくしたい。
国規模から最小単位にしてしまいたい。
なんのこっちゃでございますでしょうが、
個人の小さな戦争はあらゆる会社で、あらゆる集落で、そこここで毎日起こっているもの。
みんな自分の世界で生きて行かなきゃいけないから。
国の歴史と、個人の歴史はごっちゃにしてはいけないかもしれないけれど、
人間個人が集まって村があって市があって、府があって、県があって、また集まって国になる。
政治や経済で解決したいんじゃないのだ。

人間の根っこのことを話したいのだ。
もしかしたらそれはひどく甘くて、理想論なのかもしれない。
けれど、
理想を語って何が悪い。




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