シビレます。

『祭礼』のお稽古の日。

もうシビレます。
高安巫女と岸本奏者。

神楽といってもいろいろと地域によって違うものでして。
ひとくちに神楽といっても本当にいろいろとございます。
高安さんと岸本さんはそれぞれ違う場所で舞い、演奏して今までやってこられたワケで。

ですが、型の技術というのでしょうか。

演奏して、舞っていると、お互いに、

「ああ、こっちね」

と、分かりあうようでございます。
彼らはダンサーとはまた一味違う踊り手でございまして、
休憩時間に話している時に、

「入れ物みたいなものなんです」

と、二人ともおっしゃる。

イレモノとは。
ワタクシは二人の言葉を考えるわけです。
“パフォーマンスを魅せる”ということではなく、“いれもの”
それは観ている観客が彼らに代入可能、ということですか?と聞くと、

「そうそう、そうなんです」

と二人は声を合わせて答えるのです。
お芝居ともダンスとも違う。
そうなんです。
これは穢れ払いなのです。
観に来てくださったみなさんの、この一年間の、穢れ払いなのです。
払いたい!と思ったアナタ。
ぜひイロリムラまでお越しくださいませ。





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