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2012年10月30日火曜日

マリィヴォロンのことも。

そして出口さん。
役者の出口さんには絶対的信頼を寄せております。

こういうの、無理かい?とボールを投げかけると必ず変化球を投げ返してきます。
見た目が小さいから、なんだかハカナゲなイメージを持たれることもありますが、
いやいや、どうしてその気性の荒さといったら西成イチじゃないでしょうか。
そうね、ワタクシ一度、グーで殴られたことがありましてよ。
納得いかなきゃ譲らない。
納得いくまでやり続ける。
それはもう根性とかそんなレベルではありませんえん。
ポリシー・・・?

自分にどんな癖があるかもきちんと自覚がある。
あるからそれを克服する。
彼女はお芝居に対してとても貪欲なのです。

マリィヴォロンをするときに、出口嬢に声をかけました。
「これ、やるんだけどお願いできない?アフターショックが終わってすぐやけど」
「やる」
即答でございますわ。
ねぇ、あなた休まなくていいの?
とは、ワタクシ言いませんが。
マリィヴォロンを終えた後、出口さんが、
「文字の上を歩いているようだった」
と言いました。上演の後半から終わりにかけて、目が離せませんでした。
マリィヴォロンの台本の言葉にあるように、
「スピリチャルなものに守られて成就する」
というそのものでした。

想さんが彼女のことを、
「恐ろしくカンの良い女優だ」
と言ったことはホントにその通りだと思った。

アフターショックの時は、出口さんは大黒柱。
出口さんの立ち姿が少し不安定な時は、お芝居全体が不安定に見えたりする。
それはほんの少しのことだけど、ほかの役者にも伝染するみたいに。
だからぎゅっと踏ん張るのです。
本当に彼女は小さな巨人。

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