もうすっかり大阪も寒くなってしまいましたわね……
寒さに非常に弱いひぐです。
先週の仙台のほうがまだあたたかったかもしれません!!
仙台のお月様きれいでしたー✨
さてさて。
熊谷由海さんのワークショップ、想咲 Lab.に参加してまいりました。
作品を創作するときに、わたしはわたしの方法を使うのであります。
7つの基本というやつであります。
絶対必須、というか、
ふぅん、こんな考えもあるんだなぁ、と。
あなたの頭の中の引き出しにちょっと入れておいてもらえたら嬉しい❤️
と、俳優の皆さんにはそうお伝えしております。
そしてさらに付け加えて言います。
「もしかしたら、他の現場でやったら、なにやってんだ! とか言われちゃうかもしれないから、なんでもかんでもこれを使えばいいというわけでもないのです」
わたしの創作において。
というだけなのです。
でもわたしはこれは真実だなと思っていたりするのです。
演劇には、いろんな方法がある。
演出家や劇作家や、俳優の数だけ、きっと様々な方法がある。
わたしの7つの基本は、いろんなところから集まった俳優たちが、
それぞれバラバラの基礎や、考えを持って集まった俳優たちが、
ひとつの共通した存在状態になるための方法だなと、思っているのであります。
なんじゃそら。
うん、でも、きっとそうなのです。
フィクションの身体から、ノンフィクションの身体になって、
最終的にはドキュメンタリーの身体にならないかなぁ。
なんて考えております。
これはとっても極論だけど。
おいそれとは簡単には成らない。
だから試みてほしいのです。
ドキュメンタリーの身体になったら、劇作家も演出家も、俳優には追いつけない。
俳優だけが舞台上で自由に生きる瞬間だと、わたしは思う。
発表があるお稽古でも、ないお稽古でも、
公演があるお稽古でも、ないお稽古でも、
わたしにはどれも等価だ。
そこには必ず発見がある。
強いて言うのなら、
発見がないのなら、発表もう公演もお稽古も、なくていい。
そもそも演劇そのものを、わたしはしないと思う。
演劇は、人間を発見できる。
わたしにはそれが面白くてたまらないのだ。
発見したことを、言葉にするために、また考える。
考えて言葉にできたら、それをまた俳優に伝えられる。
そしたらまたどんな発見があるんだろう。
わたしは人間をよく知らないから、知らねばならないのです。
仙台に来ると、小濱くんと牛タンランチをするのです。
短距離男道ミサイルの小濱くん。
「わあ、久しぶり、ところでさ」
と、数年ぶりだったとしても、
会った直後、秒で演劇の話を始められるとってもうれしい友人。
ワークショップ発表終わりにみんなでご飯。
こ、ここは……なんだか見覚えが……
2017年の『凜然グッドバイ』の楽日に、闇夜にぽっと浮かぶ灯りに吸い込まれたのは、
ここ、武屋食堂だったと、今回気づきました。10BOXご利用の皆さんは常連❤️
宿利さんもお二人のお子さんのお母さん。ずっとお芝居を続けてる。
自分が続けることが、未来を作る。
「 あ、やっていいんだって、(若い子も)あとに続いていけるように」
ここにもー!!! 仙台の小さな巨人がいた!!
小さな巨人の共通点は、底力。
小出さんは二十代✨スケールが大きいの。きっといろんなことを考えているから、脳内宇宙が広い。人間は不思議だなと思うのは、なにを感じ、なにを信じ、なにを考えているのかが、お芝居に映し出される。どう生きてきたのかが、全ての土台になる。なんにも無駄にならない。全てがお芝居の糧になる。お芝居の糧になるって、つまりは人生の糧になるってことだと、わたしは思うのです。
のんさんはわたしの仙台のお母さん。今回は本当にいろんなことを、あれもこれも、とのんさんにたくさん試みてもらいました。バイタリティがあるから、思わずあれもこれもと思う。だけど冷静になる。わたしのお母さんより、ほんのちょっぴり年下なだけだ。発表の直前のお稽古で、はたと気づく。のんさんが負担なく流れるように動けるきっかけをもっとたくさん、見つけられたんじゃないかと。それはわたしの反省。
由海さんの企画、想咲Lab.
とっても素敵。呼んでもらってとても感謝です。
自由にやったのでね、ひぐ楽しかったです。まさかまるごと発表するなんてみんな思いもしなかったでしょう……ああ、みんな、ありがとう✨
由海さんは自分をじっと見つめることを、これからきっと始めて行くのだと思う。
頭が理解できるけれど心がおっつかない。
でもみんなみんな一緒、わたしもそうだなぁ。
理想と妄想と現実に飲まれそうになりながら続けるのだ。
想咲Lab.が、由海さんにとって心が自由になれる場所でありますように。
そういう場所って、来る人だれでも自由になれると思うから。
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