『路地裏BABY』&『路地裏LADY』ができるまで

「路地裏の舞台にようこそ」の企画を立ち上げた森本くんから、
「今年もするのでひぐちさん参加されますか?」と連絡をもらいましたの。
季節はいつだったかしら。
年初めだったか春だったか。
過去は一瞬にして流れ去るひぐちですから忘れてしまいました。。。
 
おいちゃんたちが 稽古に参加できる日程とか、本番の日程などを書いた参加用紙を用意して、
ひと花センターの皆さんにも協力してもらって、いつも演劇ワークショップに来てくれるおいちゃんたちに渡してもらったのです。すぐにね、常連のおいちゃんたちが参加してくれるとお返事をくれたのが、とてもうれしかったです。
 
もうずいぶん前に、アテ書きという書き方をやめました。
劇団の性質なのか、アテ書きにするとなんだかいつも決まった役者が、
決まった役になっていき、なんだか私が息苦しくなったからでした。
 
けれどここ数年。
アテ書きがふんわりと復活してきました。
でも20代の頃に書いていたようなアテ書きとは、なんだか違うのです。
ぐるっと一周回って戻って来たのではなく、
ぐるっと螺旋に回って段階があがったみたいに見晴らしが良くなった感じです。
 

圭永子さんはひぐちのトランクシリーズの「さよならの物語」を上演してくだったことがきっかけでお知り合いになりましたの。話せば話すほど、共通項がめちゃくちゃ多い私たちでございます。 圭永子さんにもぜひ出てくださいなとお願いしまして。
赤ん坊をあやすおいちゃんたちのお話にして、そして大きくなった赤ちゃんを圭永子さんにしょうと決めた!!
 
が、しかしここでモンダイが!!
老舗劇団、紙芝居劇むすびさんが24日に参加される!!
あさやん(浅田稔)とはるさん(村上晴夫)は、むすびさん所属なのです。
売れっ子役者なのね。

そうだ。この日は休演日にしよう、と決めたのはたしかココルームでお茶していた時でした。そしてふと横を見ると、圭永子さんがいる……
 
そうだわ。
24日は圭永子さん演じる熟女になったもと赤ん坊のスピンオフを創ろう!!
連作にしよう!!!
いいんじゃぁあい!!?

と、ウヒ、っとしていたら、

ココルームの假奈代さんから「お芝居に興味があって手伝いたいっていう若者がいるの」
と連絡をもらいました。
 
なんと!
それはぜひとも!!
というわけで、中山くん!
あだ名が「教授」なんですって!
 
そして馬渕さん!
なんとびっくりなのですが、
何気ない会話で馬渕さんからぼろっとこんなお名前が。
 
「わたし、東京では長島確のゼミで」
 
か、確さん!

「わたし(ひぐ)もアカデミーで教えてもらってました!」
「えー!」
「えー!」
 
世界は狭くて広いねー。
 
さて音楽はどうしようかしら。
作詞、作曲、ひと花のこともこコルームのことも、おいちゃんたちのことも、
もちろん圭永子さんのこともよく知っている、
ココルームのスタッフの元ちゃん!
素敵な曲と歌声。
ココルームには本当に多種多様な面白い人たちがたくさん集まります。
人材の宝庫だわ。
 
 
ひぐちは、なんでもかんでも丸投げでございます。 
わたしができることは本当に少ないから。
全部を何もかもできないから。
だからたくさんひと花さんやココルームの皆さんに頼ろうと思います。
そしておいちゃんたちにも頼るのです。

劇場で骨太なお芝居を作るのもとってもすき。
劇場じゃない場所で、観ている人がしんどくなるような、
刃みたいなお芝居を作るのもとってもすき。
西成で、どこからがセリフでどこからがアドリブなのか分かんないお芝居を、
おいちゃんたちと作るのも、とってもとってもすき。

どれも、生身の人間とともに創作するから。
だからすきなのだ。
ひとは生きているかぎりは、何かを生み出していると思う。
なにかを創造していると思う。 
営業マンは営業を創造するし、
工場では製品を創造するし、
カフェ店員はコーヒーを創造する。
なんでも創造する。
すきなものを創造したらいい。
わたしは演劇を創造していたいのです。

しかしね。

本番どうなるんだろう。
おいちゃんたちも緊張したりすのかしら。
本当にいろんなことが、未知です✨ 
だからぜひ観に来てくださいな。
お席にはかぎりがございますので、ご予約をお勧めします。
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