「凜然グッドバイ」を少しずつその2

「凜然グッドバイ」のはじまりのセリフは

What a wonderful world

でございます。

一番はじめに思ったことは、
このお話のテーマソングはなんだろう。
宇宙で聞く音楽は何がいいんだろう?
と考えて、ルイ・アームストロングの 「What a wonderful world 」にしようと決めたのでございます。
なぜかと言いますと、
NASAの宇宙飛行士がウェイクアップコールに選ぶリクエストNO1。
宇宙は朝も夜もないので、その日の始まるとして地球から音楽を流すんだそうで。
1日の始まり。
だからウェイクアップコール。
というのを聞いたことがあったので、
地球をながめながら、この音楽で目が覚める人間がいるんだなぁと思ったのであります。

そうだ、これがイイ。
と、ただイイと思っただけでそう決めたわけでありますが、
時は流れて。
「What a wonderful world 」の音楽の背景を調べていきますと、
 1986年のヒット曲だと知り、
さらに、ベトナム戦争の嘆きからこの歌詞が書かれたと知りまして。
泥沼でございましたから・・・
合衆国よりも全米チャートで1位となりました。
なぜ宇宙飛行士たちはこれを選んだのかしら。
そういう世界であってほしいと思って選ぶのかしら。
そうでない世界だと知っているから選ぶのかしら。
そうでない世界が現実だけれど、未来はこうなるという確信を持って選ぶのかしら。

ワタクシはあとあとになって調べてそれを知りまして、
「凜然グッドバイ」にはぴったりだなと、思ったわけであります。
最初はウェイクアップコールという言葉に惹かれまして、
センとデモが毎日目が覚めて、生活をして、少しずつデモが人間らしくなっていく日々に、
ウェイクアップコール、What a wonderful world がイイなと思っただけなのでありましたが、その音楽がこの背景を持っているとはお恥ずかしながら今回演出プランを立てるときに調べて知った次第であります。

最初から調べてこの背景を知ったうえで選んでいたかどうかは、自分でもわかりません。
後々、そうか、そんな繋がりを持っていたんだと知るほうが楽しいということもありますが、自分が、「これがイイ」「これにしよう」「これに決めよう」と強く瞬間に思ったことは、たぶん何かに通じていくんだなと思うわけであります。
いやん、そんなの絶対に調べたほうがいいに決まっておりますがね。
イイと思っただけで、全く明後日の方向に行くこともございますので、調べられる方法を知っているならそりゃ知ったほうがイイ。

けれど。
人は言葉を使うから。
後からいろんな理由をつけていけることも知っているわけであります。
理由をつけていけばつけるほど、なんだかもっともらしくなってきて、
一番はじめに浮かび上がったナニかを、忘れてしまうのではないだろうかという恐れも、またあるのでございます。

え、なんざましょう、こういうの。
まるでラブラブで始まった男女が、蜜月を過ぎて別れるときに、
「最初からちょっと合わへんなと思っててん」
と言ってしまう瞬間でしょうか。
ええ!? めっちゃラブラブやったやん!?
というツッコミをしてしまう時とかでしょうか。
違いますか。
違いますね。
話が逸れましてすいません、ふにゃふにゃ。

明日は美術の金属フラフープについてふにゃふにゃ。

What a wonderful world 

Louis Armstrong 

I see trees of green,
red roses too.
I see them bloom,
for me and you.
And I think to myself,
what a wonderful world.
I see skies of blue,
And clouds of white.
The bright blessed day,
The dark sacred night.
And I think to myself,
What a wonderful world.
The colors of the rainbow,
So pretty in the sky.
Are also on the faces,
Of people going by,
I see friends shaking hands.
Saying, “How do you do?”
They’re really saying,
“I love you”.
I hear babies cry,
I watch them grow,
They’ll learn much more,
Than I’ll ever know.
And I think to myself,
What a wonderful world.
Yes, I think to myself,
What a wonderful world.
Oh yeah.

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