役者紹介 ののあざみ

ののさんです。
出口さん同様、長い付き合いでございます。
いつか倒れるんじゃないかしら、というくらいの働き者でございます。
いつ寝てるのかしらと不思議になります。
でっかい体の中には、繊細な乙女の魂が宿っております。


「自分、不器用っすから」

と言います。
不器用だから丁寧に取り組もうといたします。
地道な取り組みを何年も何年も続けて今に至るのです。
もうずっと昔に、劇団が始まったすぐくらいのことをふと思い出すのです。

「私はなぁずっと舞台に立ちつづけたいねん」

と、ののさんが言ったことを思い出すのです。
それを聞いたワタクシはといえば何を思ったのかと言いますとですね……

何も思わなかったのでございます! ドン!!

というのも、
20代前半のころのワタクシといえば、
人間らしからぬ生き物でございまして、
人の心が全くわからない生物でございまして、
おまけに自分の心もわからない生物でございまして、
ハヤクニンゲン二ナリターイ、とさえも思いもしなかった生物だったので、
その言葉は素通りしていきました。

が、人間となった今。
あのころの言葉が戻ってくるのでございます。
want
hope
求めたように、そのように、ののさんは舞台に立ち続けるために邁進するのです。

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