メガネ公演無事に終わりましたー!

10月1日、メガネ公演。チンチン電車の旅!
無事に終了いたしました。
観に来てくださったみなさま、お手伝いくださったみなさま、
本当にありがとうございましたー!!





つきなみチームは、ワタクシと池田くんはずっと電車に乗っている組で、
オットーさん、YAKOさん、みずほちゃんは途中で乗り込み途中で降りていき、車で移動組の二手に分かれておりました。
浜寺公園駅を発車して、
ワタクシは進行方向前方の席に座って次の船尾駅を見つめるのです。
……どうか、3人が、ホームにスタンばってくれていますように……
YAKOさんの喪服と折りたたまれたブルーシートが見えると一安心。
そして電車は、バケツをかぶったみずほちゃんの真ん前に停まります。
路面電車の駅のホームに、バケツをかぶった少女と、パジャマのおっさんと、
喪服姿に卵パックのエプロンをつけて、ミニテーブルを担いでブルーシートを持った女。
美しい風景だなと思いながらも、ワタクシ、笑ってしまいますわ。
毎回毎回、おかしくて笑いを堪えるのでございます。
駅のホームでは、電車を待っている他のお客さんたちが、妙な顔で3人を見ているのも、
おかしいのでございます。
船尾駅にもし3人がなんらかの事情でスタンバることが出来ていなかったら、
3人が乗り込めなかったら、
ワタクシと池田くんでリーディングをする予定でございました。
ふぅ。
よかった。
そんな事態にはならなくて。
降車駅は住吉鳥居前駅。
もし、芝居に大きなアクシデントが起きたら。
例えば、降りたいのに芝居が長引いてしまって降りれなかったらどうするかバージョン。
例えば、降りたいの芝居があまりにも早くなってしまってあと5分くらいは降車駅に辿り着かないバージョン、などを用意しておりましたが、3回ともきちんと乗り降りすることができましたー! ああー! よかったー! これがやりたかったことで、それをできたって、本当によかったでございますー!!

住吉鳥居前で3人が降りて、チン電の車体ギリギリに立って、電車と池田くんを見送るのですが、それがまた美しくて、でもおかしくて堪らないのでございます。
町の中に溶け込んでいるようなのに、異質な3人。
電車は移動する密室のようなもので、一度乗り込んだら次の停車場までは降りたくても降りられない。でもただの密室なら劇場とそう変わらない。
だけど電車は移動するのでございます!
密室で充満した空気を、物語を、関係を、
電車を降りて停車場で佇む3人が街中へ解き放ってる最後の瞬間が、
やっぱり美しいなと思うのでございます。
それと同時に、滑稽だなと。
そうすると、3人から目を移して町を見ると、そんな人たちばかりのように見える。
町そのもが劇場に見えてくるし、歩く人が物語の登場人物のように見えてくる。
物語が町へと滲み出す瞬間。

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